近視進行抑制は予防治療のため保険適応外となります。表示価格は全て税込です。点眼処方時は診察が必要となります。処方したお薬の返品はお受けできません。
- 近視進行抑制でアトロピン点眼を使用中は近視に対してはすべて自費の診療となります。
- 検査及び診察代金は共通で3,000円で、眼鏡処方時の追加料金はなしです。
- まず保険診療で「近視」を確認させていただいてから、後日処方となります。
- 自費診療となるため同意書に記入していただきます。
他の疾患の治療や薬の処方を希望される場合、同日はすべて自費扱いとなります。保険診療を希望される方は別日に受診していただきます。
0.025%アトロピン点眼
参天製薬のリジュセアミニ点眼液0.025%が日本で製造販売承認を取得した参天製薬のリジュセアミニ点眼液の処方を開始します。
リジュセアミニ点眼液パンフレット
リジュセアミニ点眼液0.025%は薬効ターゲットを眼球後方(後部強膜)への移行制を高めることによりアトロピンの散瞳作用(瞳を散大すること)のリスクを軽減し、防腐剤もフリーにすることで有効かつ安全な小児の近視進行抑制剤となっています。
国内の治験では羞明が9%に認められました。点眼後にまぶしく見え、目がかすむことがありますので注意して下さい。
治療費について
視力・屈折・眼軸超測定・診察(原則毎回) |
3,000円 |
リジュセアミニ点眼液0.025% |
1包装30本入り |
4,000円 |
初回1包装、2回目以降は4包装まで処方可能です。
0.01%アトロピン点眼
0.01%アトロピンについては マイオピン(国内未承認品)の取り扱いを始めます。
本製品は、小児期の近視の進行を軽減させることを目的に低濃度のアトロピン(0.01%)を配合させた点眼薬で、Singapore National Eye Centre(SNEC︓シンガポール国立眼科センター)の研究に基づいて開発された目薬です。
低濃度アトロピンパンフレット
マイオピンは国内未承認薬です
入手経路
医師個人輸入
国内承認医薬品等の有無
有(ただし濃度が異なり、効能効果は適応外となります)
諸外国における安全性などに係る情報に関して
1) Chua WH, Balakrishnan V, Chan YH, Tong L, Ling Y, Quah BL, Tan D. Atropine for the treatment of childhood myopia. . Ophthalmology 2006;113:2285–2291 © 2006 by the American Academy of Ophthalmology.
2) Chia A, Chua WH, Cheung YB, Wong WL, Lingham A, Fong A, Tan D. Atropine for the treatment of childhood myopia: safety and efficacy of 0.5%, 0.1 %, and 0.01 % doses (Atropine for the Treatment of Myopia 2). Ophthalmology 2012;119:347–354 © 2012 by the American Academy of Ophthalmology
3) Yam J, Jiang Y, Tang SM, Law A, Chan J, Wong E, Ko S, Young A, Tham C, Chen LJ, Pang CP, Low-Concentration Atropine for Myopia Progression (LAMP) Study, A Randomized, Double-Blinded, Placebo-Controlled Trial of 0.05%, 0.025%, and 0.01% Atropine Eye Drops in Myopia Control. Ophthalmology 2018;-:1-12 © 2018 by the American Academy of Ophthalmology