目は直接血管を目で見ることが出来る唯一の部位です。

血管を直接見ることにより高血圧性変化、動脈硬化、糖尿病網膜症などが分かり、眼底検査から全身疾患が見つかることもあります。

• 高血圧性変化
  高血圧により目の動脈が細くなり、進行する眼底出血を起こします。目の高血圧性変化は脳卒中のリスクファクターです。高血圧性変化が認められた場合は血圧管理を行うことが重要です。
• 動脈硬化
  高脂血症、高血圧、年齢などが原因で起こります。
• 糖尿病
  眼底出血を起こし、成人の失明原因第2位です。糖尿病の眼底変化の出現は糖尿病の予後を判定する重要な因子であり、血糖コントロールの指標の一つです。

その他、加齢黄斑変性症、緑内障なども発見できます。
眼底検査はまぶしいですが痛みのない検査です。